2006年12月15日金曜日
はかない存在の天使 [ボクジンの昭和40年代]
この話しも、小学1〜2年頃だったと思う..!?
突然ボクジン小僧の前に現れた、天使のような娘。![]()
田舎の小学校に、転校生が来た時の想い出なんだけど、
道内の他の小学校から、親の都合で陸別の小学校へ
女の子が転校してきた。
紹介している先生の横でうつむき加減にしている子を見てビックリ!
"なんて綺麗な子なんだろ..."
と、ボクジン小僧は目を白黒、心臓はどっきんどっきん!
今まで見たことも無い、透き通るような顔と黒い輝くような長い髪の毛。
世の中こんな人いるんだな...と驚いたものだ。
とてもこんな僻地の小学校に存在する人間じゃないとさえ思ったよ。
彼女の親は町で唯一の信用金庫に赴任してきたようで、やはり
お金持ちの子供だった。
近づくとシャンプーの好い香りが毎日していた。
着てくる服は毎日違い、いつも綺麗で高そうな服を着て、ボクジン小僧の
身なりとは次元が違っていた。
小僧の服は近所や親戚からゆずってもらった、お下がりのものばかりで
とても田舎臭く、黒や茶色の煤けたような色ばかりだった。
その子は小僧の3~4人前に席があり、いつも気になってちらちら見ていたなあ。
もちろん、話しなんかできやしない。
でも、何とか自分の存在だけでも知って欲しかったのか、わざと消しゴムを
彼女の近くまで転がしたり、あるときは気持ちと裏腹な態度で接してしまった為に、
泣かしたこともあった。
その後小僧も家に帰って泣いたのを覚えているけどね。
何ヶ月か過ぎ、学校に慣れたのか彼女には友達も増え、活発に行動するようになった。
ボクジン小僧は、ガキながらも恋焦がれる学校生活を送っていたんだな。
当然クラスの男子の多くが彼女を想っていた様で、だれが自分に気を向かせることが
出来るか、毎日が戦いのようだったさ...ガキのくせに (^。^)
夏が来て、秋、冬、そしてまた春がやってきた。
ある日、朝の会で先生が
「みなさんに、お話しがあります」
「**さんが、お父さんのお仕事の都合で、陸別小学校から他の
小学校へ転校してしまいます....」
小僧は、"えっ....ほんとに?..."
愕然とし、彼女の横顔をジッと見つめていました。
所詮はこんな僻地にいる人間じゃないんだ、と勝手に思い込み、
自分を納得させていたのを覚えているなあ。
数日後、彼女の席には誰も座っていませんでした。
その席を見つめる小僧の表情はどんなだったのかな...。
(小僧にしては珍しくシリアスなシーンですな)
なつかし。

